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会計、財務とは、単なる「コンセンサス」であり、「普遍的な法則」ではありません。経営者にとって、ざっくりとバランスを掴むことが重要だということをレクチャーします。

経営カレッジを始めたいと思います。
これは将来経営者を目指す方々、もしくはビジネスマンの中で、より経営を学んでいただきたいなと思って、はじめています。
私は、ガイアックスの上田です。
それぞれ自己紹介お願いします。

アカネ

同じくガイアックスの新入社員の 富士といいます。
アカネといいます。

はい。アカネさん。

レオ

同じくガイアックスで インターンをさせていただいている 小林レオと申します。
よろしくお願いします。

はい。レオさん。レオさん今、大学生?

レオ

はい。大学3年生です。

大学3年生。はいわかりました。
はい、じゃぁ今日はですね。
会計基礎というところから始めていきたいな、と思ってます。

最初のスライドなんですが、まずゴール、会計スキルですとか、財務スキル、皆さんがね、会社経営ですとか、もっと言えば会社経営して失敗したら、社会の悪になっちゃうので、ちゃんと社会に貢献するためには、結果を出すためには、会計とか、財務スキルが必要です。
なぜならこの世の中、資本主義社会で会社をやるわけですから、資本主義社会っていうのは数字をもとに、組み立てられてるので、そういったものを読みとる必要がありますので、二人からしたら、そらそうやと思うと思うんですけども、いまいち、こう、何をどう数字として、掴めばいいのかっていうのが、全く湧かない状態じゃないかなと 思うんですけれども、まあこの基礎もしくは、この後の応用を学び終わった後には、もう手に取るようにわかる、例えば料理やってて、塩を入れたら辛くなるわなと、目分量でこれぐらいでドンピシャの味かなと、そういうような感じで、分かるようになるかなと思ってます。
次にですね、皆さんが、この研修を通して理解したあと、どういう風な状態になってほしいか、もしくはどういうような、視点を身につけて欲しいか、という話をしたいと思います。

大きく3つあってですね。
1つは、財務の最適バランスということが 理解してほしいなと思っています。
正しい財務というのはありません。
正しい財務状況というのはありません。
わかります?
例えば自分の体のコンディションで、ベストなコンディションというのは 選ぶ競技にもよるし、じゃあ本番前日なのか、1か月前なのかにもよるし、シチュエーションに応じて 全然変わってくるんですね。
財務も同じくそうで、こういう財務にしたら満点です なんていうのは、ありえないのですね。
シチュエーション、シチュエーションに応じた、財務のバランスが、どうあるべきなのかって、いうことを掴んで欲しいのですね。
2つ目、超適当な感覚って書いてるんですけど、実は世の中のほとんどは超適当にやってます。
ほとんどの人が何も考えず、財務のことなんて、何も考えずに経営をしています。
例えば皆さんね、学生時代に社会人になったら、みんなお金のことしっかり考えて、人生を歩んでんじゃないかなって、勘違いしてたと思うんですけど、現実として、そんなわけないじゃですか。 意味わかります?
ほとんどの人は、貯金残高と支払期限だけ気にして生活してて、この世の中の経済はどうなる?
資産はどういう風に分割した方がいい、どういう風な将来のライフワーク、ライフプランに対して、どういう風な財務戦略を?と、そんなこと考えてる人、誰もいないんですよね。
同じように世の中の経営においても、ほとんどの人は何も考えてなくて、超適当に財務とか会計をやっています。
世の中がこんな超適当なんだ、ということを知ってほしいなと。
もっと言えば、経営者のほとんどは財務以外のことも含めて、ほとんどのことを、あまり何も考えてません。
そういう世の中がそんな適当なんだ、っていう感覚を身につけてほしいなと思ってます。
3点目が、関係者の利害構造。
皆さんが経営やっていく中で、おそらく働く人とか、お客さんとか、もうちょっと財務に関わるところでいうと、株主さんとか金融機関とか、それ以外にも、証券会社とか、保険会社とか、色んな関係者がいます。
こういった人たちがいったい 我が社にとって、どういう利害を持ってるのか。
その利害はどういう数字感覚なのか?
すごく跳ねやすいのか、跳ねづらいのか、そういったようなですね。
関係者の利害をですね。
数字を読み解くことで、財務を理解することで、読み取って欲しいんですよね。
例えば組織の中で、○○先輩は私の上司だから 私のことよく面倒を見てくれるわ、とか、○○さんはすごく営業が強いわ、とか、まともな人であれば組織の人を見て、この人がどんな人なのかっていうのは、その人柄だとか、スキルだとかっていう点で、説明できると思うんですよね。
それと同じように、会社に利害を持ってる人たちが、一体どういうような、力学で動いてるのかっていうの、数字をもとに、説明できるようになってほしいな、という風に思います。
はい、いったんここまでで質問ありますか?

レオ

世の中の経営者たちが、 超適当っていうのは、それはそれで、 世の中のバランスが保たれているのか。
なんか大丈夫なんですか? それでうまくいんですか?

じゃあ例えば、レオさん、 イメージして欲しいんですけれども、今まだ21、22歳かもしんないですけども、40歳ぐらいになった時に、小学校とか中学校の友達が、皆、自分の個人としての財務を、しっかり計画とか振り返りとか、戦略を組んでるかって、組んでないよね。

レオ

うーん、たしかに、

多分、ほとんど、いや、考えているやつもいると思いますよ。
ただ例えばコツコツお金を貯めてるやつが、考えてるやつかっていうとそうでもないわけで、ただコツコツ貯めてるだけで、そうではなくリスクとかリターンといった、なぜお金が必要だとか、そういったことに立脚して、戦略を組んでいる人は、ほとんどいないと思うんですよね。
これ例えば中学校の時とか、そんなこと信じられなかったと思うんですよ。
大人の皆さんっていうのは みんなしっかりやってんじゃねえかなって、勝手に想像してたと思うんですよね。
そうですね。
経営もまさにそうで、結局世の中で経営してる人なんて普通の人なので、ほとんどの人は何も考えていないですね。
でもそれでも、世の中がそんな人ばっかりでも回るように、世の中がそんな会社ばっかりでも回ります。

レオ

うーん、なるほど。

はい、大丈夫ですかね。

アカネ

質問じゃなくて感想みたいになるんですが。
大学時代で、 財務のこととか、私は、経営学部だったので、習うことがあったんですけど、基本的に、みんな、どの会社も合理的な、意思決定をするという前提でって 習ってきたので、すごくリアルな話を聞けそうで、 面白そうだなぁという感想です。

そうですね そういう意味でいうと、世の中の会社のほぼ全ての会社が、なんて馬鹿な意思決定をしているんだろう、ということばかりですね。
それはなんか、あの皆が、集団心理で、間違ったことを推進してることが多々あります。

はい、それは具体的に、これから学んでいければなと思います。
じゃぁ続いて、財務状況を把握するための視点。
これから具体的に、会計を学んでいくんですけれども、その会計には、バランスシート、プロフィットアンドロスシート、損益計算書、キャッシュフロー計算書が出てきます。
こういったことで財務状況を把握するんですが、これについて、まずイントロダクションとして、皆さん二人にもお考えいただきたい、ですけれども、状況、金銭状況、財務状況を、どういう風に整理整頓したらいいのか。
一つの会社とか一つの個人は、たくさんのトランザクションを持ってるんですね。
今日100円払ってりんごを買ったとか、500円払って交通費乗ったとか、例えば2000円で借りてきたとか、こういったトランザクションを、どう整理整頓するのかということについて、体感をしてもらいたいなと思うんですけど。
例えば皆さんが、将来、娘ができてですね、東京に一人暮らしに行きました、と、そのお父さんの立場で、娘のその財務状況を確認したい。
さぁどんな質問しますか?

アカネ

そうですね。定期的に入ってくる収入はいくらで、現在貯金しているのはいくらで、どこにどういう風にお金を使って預けているのかとか、投資してるかあたりを確認します。

そうですね。
そうですね。 今、4、5個ありましたが、もうちょっと整理すると、何と何を聞いていきます?

アカネ

えっと、

まず?

アカネ

まず収入です。

そうですよね まずどれぐらいお金、収入あるの?
それから?

アカネ

そうですね、どのくらい支出をするのか?

そうですね。収入と支出は、おそらくセット聞きますよね。

アカネ

はい、

どれぐらいお金入ってんの? で、どれくらい使ってんの?
結局毎月ちゃんと回ってんの?
こういう質問ですよね 他は?

アカネ

はい、

ほかは?

アカネ

どのくらい貯金なりしているのか。

はい、そうですね。 貯金なりしているか。
例えば、貯金全然ないよっていわれたら、 次に何、質問します?

アカネ

そうですね。 どうやって…貯金がないのならば…、別に貯金がなくても暮らしていける収入と支出のバランスならば、

そうですよね。

アカネ

別にいいならばいいんじゃないかなって、

そうですよね。
ただ貯金がないって言われたら、お前まさか借金とかないよなっていう、そういう質問はするような気がするんですよ。
つまり貯金と借金があるかどうか、これもだいたいワンセットの質問で、きっとその親の立場からすると、娘の財務状況を知るのに、この四つぐらいの質問からスタートして、必要であれば、深掘りすりゃ大体、個人の状況がつかめるわけですよね。
会社も全く一緒で、損益、PLと、 バランスシート貸貸借対照表を聞いていけば、だいたい会社の状況がつかめますって言う そういう話なんですよね。
キャッシュフローステートメントっていうのが あるんですが、それはちょっとまた現金だけの動きを、追いかけるということで、またちょっと別なんですが、 まぁそういうことが必要です。
これは、その、会社において、それを聞けば全て正しく、細かく会社の状況がわかる、っていうわけではないんですよ。
意味分かります?
例えば大体10万ぐらいあるよって言っても、10万円なんかも、著作権収入で定期的に入ってくるのか、UberEatsで動いた時だけ、お金が入ってくるのか、割のいい、家庭教師で八万円入ってくるけど、暇な時にUberEatsして、多い時は15万、少ない時はその8万だけみたいな、そういう感じで大体10万ですよという、そういういろんなことを含めて、全ての正しい状況がわかるわけじゃないんですよ。
えっとですね、例えば、僕たちがレオさんに、じゃあ彼女になるような女の子紹介しようとか、例えばアカネさんに彼氏になるような、男の子紹介しようかな、と思った時に、仮に、性格な話は色々あって、どんな体型の話なのかっていう話になりましたと、どんな会話がありそう?
それとかなんか、スポーツとかで助っ人1人呼んでんねん、それと体格どんな感じなの?っていった時、どんな質問が出てきそう?

レオ

具体的な数字ですかね、体重は何キロとか、

そうですね 体重。ほかは?

レオ

身長とか、

身長とか。この体重と身長は何なんですか?

レオ

何なんですかってつまり?

体重と身長を聞くと答えるというのは、 正しい質問であり正しい回答なんですか?

レオ

そうですね。 それだけじゃ判断できないというか、

そうですね。
それだけじゃ判断できないけど、それだけで大枠判断できますよって話だよね。
たとえば、身長178cm。
これでどんなもんかにする頭に浮かびますよね。

レオ

はい、

でも本来、体重とかより、体積の方が良くない?

レオ

あー、

じゃあ例えば体積で、 僕もよくわかんないけど、3000立方センチメートルです、って回答されても、

レオ

はい、

それが正しい情報かもしれないけど、コンセンサスがないから理解できないんですよね。
意味わかります?

レオ

わかります、

つまり我々日本おそらく地球は人の体型表すのに、サクッと使えるパラメーターとして、身長と体重を使っていて、あんまり座高を使ってるケースもないし、

レオ

うん、

アカネ

うん、

あんまり鼻の高さを使ってるケースもない、

レオ

うん、

ただ、人の姿を正しく表現しようと思ったら、全てのポイントを3Dで解析して、座標出して おそらく、データとした馬鹿デカくなるんだけど、馬鹿デカいデータを渡しても、みんな使い勝手悪いから、サクッと使えるように、身長・体重っていう風に情報を圧縮して、そして僕ら体積は使わないでおこうね、身長と体重でいこうね、っていうコンセンサスを取った上で、それが流通してるんですね。

レオ

うん、

つまり、こちら最後のシートになりますけれども、会計っていうのは、例えば、自然科学のような、普遍的な法則じゃないんですよ、例えば哺乳類と両生類何が違うかって、これは自然科学的に決定的に違っていて、例えば鳥類と哺乳類、何が違うの卵生むか生まへんか 決定的に違う、そういうのじゃないですね。
ただただ我々人類が、会社の状況を表すのに、ここら辺の数字を使った方が、分かりやすいよね、こういう風に丸めよう、それで我々、流通させようっていうような、普遍的な法則でもなければ、自然科学的な公式でもなく、単なるコンセンサスなんです。
逆に言うとこのコンセンサスは変わっていきます。
昔みたいに肉を仕入れてハンバーガーを売る、みたいなそんなシンプルなビジネスから、ネットビジネスのような ややこしい事になってくると、コンセンサスが、作られてない、ジャンルとか、どんどんどんどん、コンセンサスを作っていかざるを、得ないんですよね。
あと重要な指標も状況に応じて変わってきます。
つまり皆皆さんが思ってるほど、科学的じゃなくて、もっとざっくりしていてバランスが重要で、もっとダイナミックなシチュエーションに、使っていくのが会計だったり財務だっていう、我々は経理のプロを学ぶための 勉強するわけじゃないので、細かいところ全部そぎ落としていきます。
例えば健康的な食生活するためには、どうしたらいいのかって言うとですね、おそらくフレッシュな野菜を食べようとか、フルーツを食べようみたいな、その栄養値の要素が何グラムで、とか、そういう議論は多分しないと思うんですが、我々もそういう形ですね。
そういうことはしていかないというつもりです。
はい、じゃぁざっくりと会計財務の 入り口について話してきましたけど、ここまで質問ありますか。
じゃあ今日はここまでで、終わりたいと思います。
はい、じゃぁ、ありがとうございました。

レオ

ありがとうございました。

アカネ

ありがとうございました。

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